2023/09/30

年の瀬が近づくと考え始めるものの一つにお歳暮が挙げられます。しかし自分が喪中の際に、お歳暮を贈ってもよいのか迷う人も多いものです。一般的にお祝いごとにかかわることは、喪中の場合には避けた方がよいとされていますが、お歳暮の場合には感謝の意味をもつ贈り物とされています。お祝い事には当たらないため、特に贈ってはならないという決まりはありません。
先方が喪中の場合にも同じようなことが言えます。しかし忌中の場合に関しては、仏式の場合には四十九日、神式の場合には五十日を過ぎてから贈るように気をつけましょう。たとえ自分が喪中の場合でも、お歳暮を贈ることに問題はありませんが、部分的に注意しなければならないことがあります。それはのし紙についてです。
のし紙をつけてもらう場合には、無地の奉書紙、もしくは白い短冊を使わなければなりません。のし紙には通常のしと、紅白の水引きが印刷されている二つの種類がありますが、紅白の水引きが印刷されているものはお祝いの気持ちを意味しています。そのため喪中の際には紅白の水引きがふさわしくないといえます。のしを依頼するのであれば、自分が喪中であることを伝えておけば、お店の方で対応してもらえることでしょう。
インターネット通販で購入する場合には、入力事項に連絡欄や備考欄が設けてあるので、この部分に一言書き添えておくと対応してもらえます。表書きをお歳暮となりますが、忌中明けを待っていてその期間が過ぎてしまったというのであれば、寒中お見舞いとし、年明けに贈る場合には、松の内が明けてからとなるので十分に注意しましょう。お歳暮のことならこちら